日替わりコラム
入道雲と青空
 8月といえば、夏、夏の空といえば入道雲、広報課の私は、仕事柄カメラ片手に美しい境内地を撮影するため、歩きまわることがあります。そんな折、空を見上げたら発達した入道雲が目に飛び込んできました。モコモコしていて、ソフトクリームのようであり、綿菓子のような感じもします。というわけでちょっと興味がわいてきたので、この雲のことを調べてみました。
 名前の由来は、坊主頭の大男の妖怪がモクモクと大きくなった様から入道雲と呼ばれたという説が有力ですが、そもそも入道という妖怪に関する伝え話は各地にいくつもあるようなので、なんともはっきりしません。まあそれはさておいて、入道雲とは学名上では積乱雲と呼ばれ、大きいもので雲の高さが1万メートルを超え、その高さは成層圏まで達するそうです。地面と成層圏の間の高さ11km部分が対流圏と呼ばれ、この部分に地球の大気の約80%があるそうですが、ここにどっかりと腰を据えているの入道雲なのです。何となく妖怪大入道のイメージが沸いてきませんか?
 ところで1万メートルと聞くと高さとしてはとても高いように思えますが、横にしてみたら1万メートルは10kmなので、車で10分程度、そんな遠い距離ではありません。一方地球の直径は1万2千kmあります。そう考えると、地球を取り巻く空気は地表すれすれにしかないことが分かります。それを呼吸する生物は互いに分かち合っていますが、この大気を汚すのは我々人間だけです。もうこれ以上人間だけの都合でこの大気を汚してはいけない。入道雲を撮影しながらそんなことを考えました。
文・写真:錦織 義記8月20日

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