日替わりコラム
十五夜
 14日夕方、帰路の途中に夕焼けに浮かぶ月を見ました。なぜか今日はこの月が大きく見えたので、夜一眼レフで撮影、それが上の写真です。ニコンのD70に300mmの望遠レンズを付けて撮影しました。「満月かな?」と思ったので調べてみると今日15日が満月だそうです。月の模様の見え方はいろいろで、日本では「ウサギの餅つき」が有名ですが、ヨーロッパでは、「木につながれたロバ」、アメリカでは「女性の横顔」などがあるようです。私にはなぜか大口を開けて「笑っている」ように見えるのですが・・。

 話は変わりますが、月は神話にも登場します。「月読命(つくよみのみこと)」です。天照大御神と須佐之男命との兄弟神で、伊邪那岐命が黄泉国から逃げ帰り、黄泉比良坂に大岩で封印をした後に、筑紫において禊祓をした時に、生まれたとされています。左目を洗ったときに、天照大御神が、次に右目を洗った際に月読命が、最後に鼻をすすいだ際に須佐之男命がそれぞれ生まれたとされています。
 その後、月読命は日の神様の天照大御神の命令のもと、保食神(ウケモチ)と対面しますが、もてなされた料理が、保食神の口から出されたのに腹を立てて殺してしまいます。怒った天照大御神は月読命と2度と会わなくなります。これが昼と夜の始まりとされています。(古事記と日本書紀では少し内容が違うようです。)古代の人々はとても発想が豊かですね。

 それから長い月日が流れて・・・1969年7月アポロ11号が月面の「しずかの海」に着陸。月が人類にとって手の届く範囲となると、月面人類移住計画などイラスト入りのいろいろな空想物語が発表されていきます。中には科学者による科学的根拠を元にした月面基地なるものまで。
 しかしなぜかこれらの話の多くには、地球に人類が住めなくなったことが前提になっているものが多いのが不思議です。空気も水もない月に無理に移住するよりは、地球環境を改善する方がよっぽど簡単なことなのにと思ってしまいます。

 今日は満月です。部屋の明かりや無駄な電気は消して、地球環境を考えつつ、太古の神話に思いを馳せながら、夜空を眺めてみてはいかがでしょうか?
 月読命が笑っているように見えませんか?(^o^)

文・写真:錦織 義記10月15日

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