日替わりコラム
幸いなるかな心の貧しきもの
 いつも見慣れた総本山の景色も、雪が積もり白一色に彩られると、違った世界に感じられます。大自然の偉大さ、美しさの前に、自ずと心が浄まり謙虚になります。神様の世界は無限であり、生かされている生命に、ただ感謝のみです。
 イエスはヨハネに洗礼を受け、四〇日四〇夜断食をし、いよいよ霊覚を得て、最初のお言葉が山上の垂訓にある「幸いなるかな、心の貧しきもの。天国はその人のものなり」でした。
 谷口雅春先生は「心の貧しきもの」とは「心の高慢でないもの」との意味であるとお説き下さっております。高慢であることが最も神に近づく邪魔になるのです。高慢である人は心の水圧が高いので、いくら真理の水の流れを供給してもその人に流れ行きません。生長の家は自分の実相を神の子として尊びますが、ニセモノの自分に満足することではありません。自尊と高慢は違うのです。常に、素直で謙虚に明るく生活したいものです。
 先日、宮崎県に出張のため、飛行機に乗る際の荷物検査での出来事です。すんなりと通過出来ると思いきや、金属の反応があるとの事、荷物を全部出され調べられました。私は金属なんか持ってないと自信たっぷりで、腹も立ちました。心もたかぶっていました。なかなか調べても見つからないのです。しかし、あろう事か私の筆箱の奥に、小さなハサミが入っていました。検査官はニッコリ。穴があったら入りたい心境でした。どんな時も「幸いなるかな心の貧しきもの」ですね。

 日々(にちにち)を 心貧しく ただ感謝
 
 
 

 
  
文:日向 光春1月26日

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