日替わりコラム
804年の出来事・辞本涯
 西暦804年。平戸の港から31歳の青年僧が唐の都へ向けて出帆して行きました。
 遣唐使の一行と同行するその青年僧の名は「空海」といい、仏法の神髄を究めようという熱意と、死をも恐れぬ覚悟を内に秘めての出帆でした。
 平戸の田浦の津を出帆するにあたり青年僧空海は何を思ったのでしょうか?
 今回私が田浦を訪ねた時は風が吹き荒れ、浪は激しく打ち寄せていました。
 遣唐使の船もこのような荒海を渡って行ったのでしょう。唐の都へ無事にたどり着く船はそう多くなかったと歴史の本には書いてありました。まさに命がけの航海だったのですね。
 そして、五島の三井楽の津を後にするとき「辞本涯」の言葉を残し「空海」は唐へと旅立ち、学問を修めて後帰国し、日本全国に弘く仏法を伝え、「弘法大師」「お大師様」と尊敬されるお方となられました。
 今回平戸の観光のついでに訪れた田浦の津ですが、1200年前の弘法大師様のお覚悟を偲び、我も又生長の家の真理宣布に全力を尽くそうと心を新たにいたしました。
 写真は弘法大師様の決意に満ちたご様子と、荒れた海の岬に立つ姿を映させていただきました。
 尚、この石像は日本一の大きさを誇るそうです。
                       合掌
 
文・写真:城戸 恒雄2月5日

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