日替わりコラム
ホタル
 5月23日に境内地で今年初のホタルを目撃しました。総本山では5月末〜6月初旬にホタルを観ることができます。昨年は数十匹が乱舞する様を観ることが出来ました。黄緑色の淡い光が明滅を繰り返してゆっくりと光の筋を残していました。
 実は数年前から総本山では「ビオトープ」を設置してホタルを育成しています。「ビオトープ」とは、大まかに言えば生物の育成に適する場所や形態のことで、環境保全、生物多様性の観点から造られることが多いようです。日本では、ホタルやツバメ、メダカやアユなどのビオトープがあるそうです。とりわけホタルは自然のバロメーターで、きれいな空気、水、土のある静かで夜が暗い環境が必要になります。
 まだ、自分が施設課にいた頃、課員全員で一緒にホタルに関する勉強をしたことがあります。山口県下関市豊田町にある『ホタルの里ミュージアム』は、建物全体がホタルの形をしていて、中には巨大なホタルの模型やホタルに関する様々な情報が展示されていました。また、ビオトープを設置している特別養護老人ホームでは、入所者がホタルの育成に携わることで、癒しを与える効果が期待できるとのことでした。さらには、鳥取県在住の「ホタル博士」と呼ばれる方に、ホタルについていろいろ教えて頂いたこともありました。
 その後、私は広報課に異動となりましたが、施設課主導でビオトープが設置されました。(上写真)平成18年頃だったと思います。あれから3年以上経ち、今年も多くのホタルが観られると喜んでいました。しかし、昨日訪れてみると数匹しか飛んでいません。ビオトープの中には一匹もいませんでした。どうやら先日降った滝のような大雨でさなぎが流されてしまったと思われます。
 落胆しながらも、もう一つのスポット「飛龍の滝」を観に行きました。するとどうでしょう!いるいるいるいるいる!いっぱいいます。ここは無事だったようです。曇りでぼんやり光る月明かりの元、数十匹のホタルが光のイルミネーションを演出してくれていました。一眼レフのデジタルカメラを三脚に設置、マニュアルフォーカスで30秒開放して撮影しました。(下写真)
 何とか蛍の光が写りましたが、実際はもっともっと素晴らしいです。本日夜、雨が降らなければ、練成会参加者の皆様と一緒に「ホタル狩り」を行う予定です。晴れることを願ってホタルの絵も描いてみました。
文・絵:錦織 義記6月5日

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