日替わりコラム
海軍墓地へ行きました。
佐世保の海軍墓地に行きました。
我が家のテレビが耐用命数を過ぎ、画面に横筋が入りチラチラと非常に見にくい状態になり、ついに薄型テレビを購入しbs・csアンテナを取り付けました。古いテレビは廃家電として佐世保市の電気店に持って行きました。26年間楽しませてくれたテレビですが、お礼を言って引き取ってもらいました。
その後ドライブを楽しもうと思って車を走らせはじめたところ、海軍墓地という表示板があったので軽い気持ちで「参拝してから行こうよ」とハンドルを切り、墓地内の駐車場に車を止め、参拝をはじめました。正面には「海の防人」の碑があり、「東郷平八郎元帥」の銅像が建ち、そして立派な拝殿があり、戦没者の墓石が立ち並び、戦没した軍艦の記念碑が各艦毎に整備され、香華が手向けられており、普通の墓地を想像していた私はびっくりしてしまいました。
急に気持ちが厳粛になり、各艦の祈念碑を巡り艦と共に命を捧げられた戦没者のお名前を読みあげるうちに、胸迫る思いに駆られ、碑に彫られた追悼の言葉を読むに至り、生き残った戦友の思いや、親子兄弟を亡くした遺族の無念さがドッと押し寄せ、涙滂沱としてとどまるところを知りませんでした。妻も私と同じ気持ちであったようで眼にハンカチを当て涙をぬぐっておりました。30年以上も前に陸上自衛隊に籍を置き、今又長男が陸上自衛隊に籍を置く私はここに名を刻む人のような覚悟があるのだろうか?とつい自問自答していました。
平和な時代を満喫し、薄型テレビだ省エネ家電だと浮かれている私に冷や水を浴びせる空間でした。
昨日は沖縄に於ける戦闘が終結した日で、同じ年の4月7日には海上特攻で「大和・矢矧」他の軍艦が戦没した日でした。
それを思うと参拝が終わる頃にはドライブに行こうなどと云う気持ちはすっかりなくなり、「このまま帰ろう」と云ったところ妻も同じ気持ちだったようで黙ってうなずきました。下は軍艦「矢矧」の慰霊碑です。
国のため家族のため、命を捧げて下さった英霊の御魂様に深甚の感謝を捧げます。
文・写真:城戸 恒雄6月24日

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