日替わりコラム
人工内耳
 今朝、ニュースでは降水確立100%と表示されていましたが、出勤時には雨は降っていなくていつものように自転車通勤ができました。午前10時の現在は、風が強くて山の木々も大きくうねりながら揺れています。風の音も大きく葉や枝がこすれ合いザワザワしていますが、耳には心地よい感じもあります。(写真上:写真なので揺れている感じは写りませんね(^^;))
と、ここで気になったので、風の音を録音してみました。録音機材は、ローランドのR−09という機種で、音楽や会話などもきれいに録れます。さすが楽器メーカーといったところでしょうか。録った音を早速パソコンで取り込みました。取り込んだ音は、ノイズが大きく耳で聞いた音ととは、ずいぶん違うものでした。たぶん皆様の想像通りの音だと思います。(コラム下に音の再生を入れています。)

 先日テレビで『人工内耳』のことが紹介されていました。人工内耳とは、テレビの紹介では、聴力を後天的に失った方に聴力を取り戻してもらう装置で、耳の中の蝸牛と呼ばれる部分に電極を埋め込み、耳にかけたマイクロホンの音を電気信号に換えて、脳の聴覚部分に信号を送って音として認識するというものだそうです。元々、蝸牛には15,000の聴覚神経があり、それが脳に信号を送って会話などを成り立たせているそうですが、それを僅か最大で24本の電極(人によって入る本数が違ったり、メーカーによって違うそうです。)で、補うことになります。
 手術後、すぐに聞こえるわけではなく、マッピングと呼ばれる電極の音を調整する作業が定期的にあるそうで、聞こえ方も人それぞれだそうです。すぐに会話が出来る人もいれば、数年かかっても出来ない人もいるそうです。
 気になったのでインターネットで調べて見ると、仕事場で大きな音を聞き続け聴覚を失ってから人工内耳を付けて会話ができるようになった方の奮闘の記録を見つけました。(人工内耳で検索すると出てきます。)
 その方の耳が聞こえなくなっていくこと、また家族の心の葛藤や人工内耳を付けて会話が出来るまでの奮闘ぶりなどが、ごく自然体で紹介されいました。その中の聞こえ方について、人工内耳を付けた最初の頃は、ノイズとしてしか認識できなかったそうで、それが、徐々に脳が新しい音を学習して覚えていくことによって言葉として理解できるようになるとのこと。また、いつの間にか言葉に違和感がなくなり、普通の声のように聞こえてくると書かれてありました。それでも大勢の人がいるようなところでは聞き取りにくいそうです。
 普段何気なく会話出来ているのも、この耳が活躍してくれて、前述の風の音のような余計なノイズを自動的に排除して聞きやすくしてくれているお陰だということに改めて気づきました。
 全国健康保険協会のホームページでは、耳はやはり静かな環境でやすませる必要があるとのこと。また生活習慣なども考える必要があるそうです。携帯プレーヤーで日頃からイヤフォンを使って大音量で聞いたり、寝るときヘッドフォンで音楽を聴きながら寝たりするのは、耳に良くないそうです。
 目が疲れたら、冷やしたり目薬を差したりしますが、耳もいたわるようにしないといけませんね。
文・写真:錦織 義記6月29日

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