日替わりコラム
椎茸の菌床
 先日の8月29日に炭素ゼロ推進委員会のメンバーで、島原にある椎茸業者を訪ねました。目的はそこで導入されているチップボイラーの視察です。総本山から7名、車に揺られること3時間弱で到着しました。広い敷地内には建物がいくつか建ち並んでおり、その中では椎茸が栽培されていました。
 総本山では楢の木の原木に椎茸の駒菌を打ち込んで、日陰で湿気の多い「ほだ場」で生育していますが、スーパーなどに並んでいる「椎茸」の栽培というものを初めて見ました。
 タイヤの付いた鉄のラックに椎茸の菌床と呼ばれるものが百個以上並んでいます。そのラックが建物の中に無数に置かれて、椎茸が栽培されています。椎茸の菌床は木くずやトウモロコシの芯などを固めた、洗車に使うスポンジ程度の大きさのものです。椎茸の育生部分は、見学できませんでしたが、収穫後の菌床は1日に8立米も出るとのこと。この処分と工場内の暖房として、今年の3月にチップボイラーを導入されたそうです。収穫後の菌床は多くの水分を含んでいるため、チップボイラーの燃料にするため、ラックのまま天日干しされています。そんな菌床のいくつかから収穫後に生えてきたと思われる椎茸が顔を出していました。
 真夏の直射日光にさらされた、この逞しい椎茸、しかしこのままボイラーの燃料として燃やされてしまうのかと思いきや、さすが椎茸工場、一つ一つ丁寧に取り外しておられました。
 売り物にはならないでしょうが、工場の人たちでおいしく食べられるんだろうな?などと余計な心配をしつつ、視察を終えました。
文・絵:錦織 義記9月2日

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