日替わりコラム
恵みの雨と懸税
昨日は第317回団体参拝練成会最終日。練成会には879名の皆様がご参加下さり、皆さん喜んで無事にお帰りになりました。皆さんをお送りした後は、全館清掃です。道場全ての部屋を掃き掃除しながら、忘れ物の確認も行います。さらに館内のゴミ収集をして終了です。人数次第ですが、今回は約1時間30分で完了しました。その後、献労農事課職員と長期生は、次回の団体参拝練成会のための「鎌研ぎ」をする者、本葉を出した花苗をポットに移す「鉢あげ」を行う者、祭務部の皆さんと「懸税(かけじから)作り」を行う者にわかれて作業いたしました。この「懸税(かけじから)」今月19日の本欄に上村講師が書いたように、収穫した稲穂で作りますが、我が国においての起源は、第11代垂仁天皇の頃にさかのぼるそうです。古くから伊勢神宮に於ける神嘗祭の際に、神戸・その他の神領から奉献される、その年の稲穂(新穀)を瑞垣あるいは内玉垣にかけてお供えする「懸税制度」があり、天照大神様の広大なご神徳に感謝の誠を捧げ、我国の永遠の繁栄を祈念する民族的行事で、懸税の「税(ちから)」とは、「年貢」のことで、稲穂を”懸けて”奉るために、「懸税」と呼んだといわれています。龍宮住吉本宮に於いても、顕齋殿の祭場に、美しく整理した稲穂を掛け、神様に神嘗祭までお供えいたします。全館清掃前にそのために必要な稲穂の追加分を神饌田に取りに行きました。久し振りの「雨」が降りそうだったからです。案の定夕方から降り出して、現在も降っています。境内地にとっては本当に「恵みの雨」となりました。秋のゆっくり降る雨は、夏を冷やしてゆくように染み込んで草木や作物が喜んでいるのを感じます。稲穂は倉庫に運び込んで無事に濡れることなく作業が出来て、明日にはお供えすることが出来ると思います。
文・写真:吉田 憲司9月22日

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