日替わりコラム
大好きな鳥たち
今日から11月です。大祭の月になりました。今朝、早朝行事の神想観が終わったあたりから雨が降り始めました。浄めの雨です。

木々が紅葉し、そして落葉すると、野鳥の姿が目に付くようになります。新館玄関横の切り立った崖の灌木に白いものが動いているのでシャッターを押してみました。距離があったのと小枝が入り込んでいたので、200oのレンズではよく写せませんでしたが、拡大してみるとシジュウカラとメジロが遭遇しいる瞬間でした。

「車の鏡で遊びよる鳥のおるばい!(車の鏡で遊んでいる鳥がいるよ)」と数人の方から聞きました。今年もシベリヤからジョウビタキがやってきたのかとワクワクしながら、教えられた場所に行ってみました。いました!いました! その付近に駐車してある車のミラーを飛び回っては鏡に映った自分の姿を突っついたり、キックしたり…。縄張り行動ですね。でもよく見ると、それはジョウビタキではなく、留鳥のホウジロでした。いろいろな冬鳥が渡ってきて鳥の世界も人口密度が高くなってきているのでしょうか?

鳥たちも色々と忙しそうですが、こんな賑やかな世界が保たれるのは、手つかずの雑木林がここ総本山に豊かに残されたお陰ですね。

2年程前、総本山の総合情報誌『顕齋』の誌面のレイアウトを担当していた時期がありました。その頃は所属課の事務室が温故資料館にあり、なれない作業に手こずって気がつくと深夜に及ぶ事が多々ありました。たった一人で温故資料館を出ると外は漆黒の闇です。天空できらめく星の光は地上まで届かず、携帯電話で階段の足元を照らして車に乗り込むまでの時間のなんと怖かったことか!ここは神域なのですが、夜の山には“もののけ”のようなものを感じて恐怖を覚えたのが正直のところでした。

その後、『もの思う鳥たち』という書籍を読み、山で感じた“沢山の視線”はひょっとして小さな鳥たちが息を潜めて私を見つめていてくれたのではないかと思うようになりました。それはむしろ愛すべきもので、少しも怖がるものではなかったという気持ちに変わってゆきました。鳥たちとのいのちの繋がりを感じて安心したのでした。今でもたまの休みには、鳥を追いかけて楽しいひとときを過ごさせて頂いてます。
文・写真:林 光子11月1日

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