日替わりコラム
ありがたい経験
皆さん『籾摺り機』ってご存じですか? 知らなくても、ほとんどの皆さんがおかげを受けている機械です。私も献労農事課の仕事に携わるまで知りませんでした。お米を脱穀した後、お米は「籾種」になります。そのあとに登場するのがこの『籾摺り機』ですが、何をするかというとお米についている籾を取り「玄米」にする機械です。この機械にかけると何の苦労もなく「籾種」が「玄米」になってでてきます。神饌田で収穫したお米は全て近所の業者に頼んで、一旦「玄米」にされて、必要分だけ「精米」して、お供えのお米、すなわち「神饌米」となります。今年は「赤米」の籾種が芽を出さず、「白米」に混ざった「赤米の苗」を大切に育てて、さらに収穫後に選別して、脱穀までしたのですが、全体の収穫量が少ないために前述の『籾摺り機』に入れても「うまく摺れない」と言われてしまいました。少量でもしてくれる所はないだろうかと赤米を持って方々へ訪ねたけれども、出来る所が見つからない。それならば手作業でやるしかないだろう! と何となく聞きかじっていた「一升瓶に詰めて棒で突く」いう方法を試してみるが、全く駄目でした。(後で解ったのですが、この方法は玄米を精米する方法でした)ネットで調べてみるとありました! すり鉢とボールを使う方法が(トップの写真はこの作業です)軟式ボールとありましたが、米が割れないために大きくて柔らかいソフトボールで試してみたら、どんどん籾が剥けてきました。力を入れすぎず、軽く大きく外側をぐるぐるぐるぐるまわして、ちょっとしたら団扇で扇いで籾殻を飛ばして、またぐるぐる、また飛ばして、根気のいる作業です。20分もするとこのような状態(写真二枚目)です。それを又選別して赤米だけにしていきます(写真三枚目)選別は練成部で手分けして応援してくれています。お陰様で結構進みました。初めてやってみて(これで最後にしたいけど…笑)感じたことは『籾摺り機』のありがたさ、さらに仲間のありがたさです。そして昔の人はどうしていたんだろうとそのご苦労が偲ばれ、とても勉強になりました。
文・写真:吉田 憲司11月3日

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