日替わりコラム
金龍湖のアオサギ
師走も半ばになり、公私ともに何かと慌ただしくなってまいりました。総本山では年末年始に向けての準備が着々と整いつつあります。

昨日の朝から全員体制で始まった「世界平和のための鎮護国家特別誓願」の「みしるし」封筒詰め作業が、本日午前で終了しました。近日中に皆様のお手元に届けられることと存じます。今年は、お屠蘇でなくて、竹の繊維で出来た絵手紙用の用紙(はがき)が同封されました。表面に稚児の神舞姫さんのイラストが印刷されたはがきは、厚みもあって手触りも暖かく質感のよいものでした。

さて、「みしるし」の封入作業では丸椅子にずっと座りっぱなしですので、昼休みの僅かな時間に急ぎ足で金龍湖周辺を散策してみました。煤払いを終えた顕齋殿周辺はとても荘厳で、人間界の気ぜわしさを余所に悠然としたたたずまいを見せていました。

ふと、高い梢のアオサギが目にとまりました。アオサギは毎日どこからともなくやってきて、練成道場を空高く横切り、金龍湖に降り立ちます。今年の夏頃は2羽でやってきて、喉の破れたような声で鳴いて呼び合っていました。今日は1羽で、何か魚を狙っているようです。何の魚なのか、とても気になり「金龍湖のコイだけは食べるなよ〜!」とカメラを向けて、ちょっと威嚇しながら近づくと、池の反対側の木に悠々と飛び移り、高いところから私を眺め下ろしていました。

「アオサギに腹を立てても仕方がない」と思いながら練成道場に戻りましたが、そんな私をすっぽりと包み込みながら、自然はゆっくりとしかし刻々と新しい年に向けて時を刻んでいるように感じました。
文:林 光子12月13日

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