日替わりコラム
「富士山」と「八ヶ岳」のはなし
28日は、生長の家代表者会議の2日目。私は出席させて頂く為に明日、長崎を出発しますので、28日は総本山を不在にします。それで、出発前日の26日にこのコラムを書かせて頂いております。

さて、かつて11年間も住んだ東京ですが、上京するのは一昨年の教修会の時以来です。ここ西彼町のような山の中から大都市の東京に出掛けることを多少嬉しく思う心を、もはや時代遅れなのだと戒めつつ、「森のオフィス」に移転後の代表者会議の有り様に思いを馳せたりします。きっと開催方法や人の流れは大きく変わることと思われます。

ところで、国際本部は3年後には山梨県「八ヶ岳」南麓に移転することになりましたが、私は生まれも育ちも長崎で、20才まで九州を出たこともありませんでしたが、「八ヶ岳」という山の名前は幼い頃から知っていました。小学校の頃、父から与えられた『こども科学館』という月刊誌に載っていた「山のはなし」に「八ヶ岳」のことが出ていたからです。

その話は、「富士山」と「八ヶ岳」の背比べの話でした。昔、どちらの山も自分の方が日本一背が高いと言って譲らず、とうとう背比べをすることになりました。そこで神様が、巨大な樋の様なものを両方の山の山頂に渡して真ん中から水を注ぎました。すると水は「富士山」の方に流れていって、「八ヶ岳」に軍配が上がったとの事でした。しかし喜びは束の間、怒った「富士山」が「八ヶ岳」を蹴飛ばして、それで「八ヶ岳」は八つに割れて、低くなってしまったとの話でした。

「富士山」の地元の方には納得のいかない話かも知れませんが、きっと大昔に大きな噴火か地殻変動が起こって「八ヶ岳」が低くなったのを残念がった地元の方々によって、このような話になったのかもしれません。

自然と人間とが融合した様なこんな素朴な民話が伝えられる「八ヶ岳」と大泉村の「森のオフィス」をいつか見に行ってみたいと思います。

写真は境内地の梅の花です。アップにすると花弁とおしべが中心に帰一しているのがよくわかり何とも美しいものだと感じました。下の写真は、鳥居近くに住む方から頂いたシンビジュームです。今年もこの時期にあたりまえのように花をつけてくれました。菜の花も毎年植えてもいないのにぐんぐん茎を伸ばしています。自然の中には真理のメッセージが溢れていますね。
文・写真:林 光子2月28日

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