日替わりコラム
可愛くて賢い鳥たち
4月15日は、炭焼き釜の火の番のシフトが組まれていましたので、山で夜明けを迎えました。朝の山は、やはり清々しく本当に気持ちの良いものです。特に、朝日の差し込む林の中に響く野鳥の声はとても美しく澄みきっていて、つい誘われて歌などを口笛で吹いてしまいました。鳥は音楽が好きだと聞いていましたが、シジュウカラがすぐ近くまでやってきたのは嬉しい驚きでした。ウグイスの「ホーホケキョ」もまねしていたら、ずんずん近づいてきます。総本山の山は可愛い音楽家たちでいっぱいです。

そんな訳で、休日だったこともあり金龍湖付近をデジカメで撮影し、午前10時前に事務所に寄ってみました。普段は早朝行事のあと6時半頃に、事務所に寄るとスズメたちが待っているので、ヒエをあげるのですが、そんな時間はとうに過ぎているので当然、スズメは1羽もいませんでした。ロビーを歩く時にガラス越しに数羽のスズメを見かけたくらいでした。

ところがその直後、事務所を出ると、いつもの場所にスズメたちが待っているのです。スズメには冬の間、ヒエをあげ続けた私という人間が特定されているようです。そして瞬く間に仲間を集める、その連絡網のすばらしさにも驚きました。鳥たちは、私たちが考えている以上に賢い生きものだと思うようになりました。

今春は寒暖の差が激しく、17日には東京に雪が降ったと聞きました。トマトなどのビニールハウスでは、例年の5割増の重油を焚いて暖を保っているとのこと。野菜は大きなダメージを受け高騰しています。

虫たちもまだ活発には動いていないので、スズメもいつまでも食べ物をねだりに来るようなのです。しかし、子育てには絶対必要なタンパク源の昆虫をとらなければいけない時期だし、そのお陰で受ける恩恵も農業などの面では大きい訳ですから、そろそろ心を鬼にしてヒエをあげるのはやめにしようかと思っています。

写真は、家のベランダでデコポン蜜柑を突っつくヒヨドリ、住まい近くの広場にやってきたツグミ、社務所横にいたコゲラです。

※私のコラム担当は日曜日ですが、当日は出講のために総本山を不在にしますので、早めに書かせて頂きました。

文・写真:林 光子4月18日

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