日替わりコラム
とと様の名は・・・
長崎県は波佐見町の皿山大神宮と皿山人形浄瑠璃館を訪ねました。
人形浄瑠璃と云いますと《傾城阿波の鳴門》(けいせい あわの なると)が有名ですが、ここ皿山人形浄瑠璃はどのような演目を上演しているのでしょうか?
人形浄瑠璃が上演されるようになったきっかけはその昔、今から250年ほど前亨保(きょうほ)の大飢饉で郷民が飢えに苦しんだ折、西彼杵半島や五島・平戸へ興行して食料を得て飢えを救ったのが起源とされています。
以降今日までその伝統は受け継がれ、例年8月21日には皿山大神宮において奉納公演がおこなわれていると云うことです。
この皿山人形浄瑠璃は長崎県の無形民俗文化財に指定されており、見る機会があれば是非見たいものと思います。
文化財には神社仏閣などの建築物や美術品等の形あるものと、歌や踊りを組み込んだ行事や祭り形式のものなど形のないものがありますが、地域の伝統が息づく民俗芸能ほど身近に感ずるものはありませんね。
ここ皿山大神宮の石造神殿は佐賀の塩田の名工筒井関平の作によるもので、皿山大神宮石造神殿も波佐見町の文化財に指定されています。
一見の価値あるものと思いますよ。
大神宮様を参拝し浄瑠璃館を辞していると後ろから「とと様の名はー・・」と《傾城阿波の鳴門》の名調子が聞こえてくるような気がしました。
文・写真:城戸 恒雄9月23日

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