日替わりコラム
神社の災難
ここのところ長崎県内の神社を巡り歩くのですが、由緒書きに気になることが書いてあるのに気づきました。
400年程前のことですが、波佐見町の鹿山神社や金屋神社の由緒書きに「キリスト教徒により焼き討ちにあった。」ことが書いてあるのですね。
それも焼き討ちを指示したのが長崎の領主の{大村純忠公}なのですね。
{大村純忠公}は自身がキリスト教に帰依しており、切支丹大名として有名ですが、まさか神社・仏閣の焼き討ちまで行ったとは、ちょっと信じられない思いでした。
神社と云うものは郷民や村民の心のより所として建てられ、地域を静かに見守る心優しい神様がそこに祀られているものを、いきなり焼き討ちに遭うなどとても信じられませんでした。
でも、「鹿山神社」や「金屋神社」の由緒書きにははっきりと焼き討ちの事実が書いてあり、御神体を遠く佐賀の須古にまで非難させたと書いてありました。
今までお祀りしていてくれた村民がいかに領主の指示とは云え、焼き討ちするなんて神様も驚かれたでしょうね。
その後、御神体は100年近く佐賀に非難しようやく元の場所に神社が再建され、御神体も還御されました。
正に神社の災難の時代だったのですね。
私はキリスト教徒と云うものは争いを避け隣人を愛するものだという認識だったのですが、過去には違う事情もあったのですね。
信仰は自由に行うものですが、他教の神社・仏閣を焼き討ちしたりはいけませんね。
お互いに尊敬し、尊重したいものです。
今・日本の国内では宗教争いはなく平和ですが、これを全世界に拡げ全ての宗教が手を結び、平和な世界が来ることを祈りたいと思います。
上の写真は鹿山神社、下2枚は鹿山神社と金屋神社の由緒書きです。
文・写真:城戸 恒雄11月4日

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