日替わりコラム
藤棚を飾る
 先日、練成会の中で、絵手紙創作発表が行われました。私も作品を一つ創りました。題材は、藤棚の家の橙です。藤棚の家の門をくぐってすぐ右には立派な橙があり、冬になると名前の通り橙色の実を沢山つけて藤棚の家を飾ってくれます。
 また、藤棚の家の周りの垣根には山茶花も植えられてあり、この季節には赤い花を楽しむことが出来ます。
 谷口輝子先生は御著書『めざめゆく魂』の中で、藤棚の家について次のように思い出を語られています。

(ここから引用)
 『私たちが結婚してから今日になるまでには、幾度も家を転じたが、『生長の家』誌の創刊されたのは「藤棚の家」といわれていた住吉村八甲田の萱葺(かやぶき)の家であった。その家は六畳八畳の中二階に四畳半三畳と玄関の五間しかない、ささやかではあるがちょっと風雅な変わった感じのする家であった。四畳半の窓ぎわには、春ともなれば薄紫の藤の花がたわわに垂れていたし、バラの花やいろいろの草花が四季に咲き匂っていた。門の脇には夏みかんの木があって、大きな黄色い実が毎年なっていたことも思い出される。花の好きな私は、指先の荒れるのもいとわず株分けをしたり、移植したりしては花の数を増やして楽しんでいたものである。』(「めざめゆく魂」65頁)
(引用ここまで)

 先生の思い出の「藤棚の家」は、昭和56年に総本山のこの地に複製されました。建物の姿形以外にも、先生がお書きくださっているように、今でも献労農事課や温故資料館の人たち、また練成会での献労などの植樹や手入れによって、四季にいろいろな衣装を身にまとっています。
 また、今年1月13日の「お成り記念祭」には、大雪が降り藤棚の家は真っ白に化粧されたようでした。実は、ここ2年間1月13日に大雪が降っています。さて来年はどうでしょうか。
 上の写真は、橙と雪の藤棚の家、下は真っ白な藤棚の家、一番下が私の描いた橙の絵手紙です。


文・絵:錦織 義記12月8日

制作・著作 宗教法人「生長の家」総本山
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