日替わりコラム
木酢液を舐めてみました。
生長の家総本山では森林保全のために人工林や自然林の間伐を行っています。
自然林の中には成長の早い樫(カシ)や椎(シイ)・楢(ナラ)などが天空を覆うような枝の広げ方をするため、成長の遅い木は日光が遮られ更に成長が妨げられることになります。
そこで総本山では練成会の献労や職員の献労で樫・楢・竹の間伐を行い、地面に均等に日光が当たるようにしています。
このとき伐りだした楢の木は練成会の献労で椎茸の菌を植え付け、発生した椎茸は厨房で調理し、練成参加者の皆さんに召し上がっていただいています。
又、樫・竹は炭素固定のため炭焼きの材料にし、職員が4昼夜かけて炭焼きを行います。今月も27日から4昼夜かけて炭焼きを行う予定です。
これで間伐した木は無駄なく使うことになるのですが、もう一つ重要な副産物が出るのですね。
それは煙の中に含まれる木酢液です。
煙を長い煙突で冷やし、水滴にしてタンクに集めるのですが、集めたばかりの木酢液は煤やタールなどの不純物が混じり、黒褐色でそのままでは使うことができません。
そこで総本山ではタンクの中に10年以上静置・熟成させてから使うことにしています。
先日も10年以上静置・熟成させた木酢液をリサイクルしたペットボトルに移し替えていたのですが、色が琥珀色でとても綺麗なのでちょっと舐めてみました。
匂いは燻蒸液のような匂いがあり、ツンとくるような感じですがあまり抵抗感はありませんでした。
次ぎに木酢液に指を浸し、恐る恐る口に運びました。
「ン?酢の味だな」口の中に広がる木酢液の味を確かめながら、樹液の味と香りの混じった複雑な味に「これ、癖になりそうだな」と一人納得する味でした。
ただし、食品ではありませんのでよい子は真似をしないで下さい。
上の写真は10年以上静置・熟成させた木酢液を濾過し、ペットボトルに移し替えたもので、下の写真は現在も熟成中の木酢液のタンク群です。
文・写真:城戸 恒雄1月20日

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