日替わりコラム
天上への道
以前佐世保市小佐々町へ行き、カトリック神崎教会を探していたときに、道の脇に石の鳥居があるのを見ていたのですが、この時は参拝を忘れていたので今回参拝にまいりました。港の側の空き地に車を止め、歩いて鳥居の方へ行くとそこには思いもかけず鳥居が3本林立しているのです。
よく見ると別々の神社が祀られているのですね。
左の方には〔恵比寿様〕を祀った【西宮神社】・そして右の山の上には〔豊玉姫命様〕を祀った【姫神社】が建立されているのです。
最初に【西宮神社】を参拝し、次ぎに【姫神社】を参拝するために鳥居をくぐろうとしたときに、鳥居に大きなワラで編んだものが下げてあるのが眼に入りました。
よく見るとそれはワラで編んだ大きなワラジ(草鞋)でした。
妻と「これ、どう云う意味があるのかな?」と話ながら、その草鞋の大きさに感心して眼で計ったら私の体(165p)よりはるかに大きかったです。
大きな草鞋に感心しながら鳥居をくぐり、上へ続く石の階段を見上げたとき、階段の最上段に、天空に聳えるかのような大きな鳥居が建っているのです。
鳥居の上にはただ天空が広がり、その先は真に神の世界が無限の大きさをもって広がっているようでした。
天空に聳える鳥居を見上げて「ああ・そうか!」と、一人合点がいきました。
私の勝手な想像ですが、これは海の世界の乙姫様が天上の神界へ登られるときに「この草鞋を履いてお登り下さい」と云う地域の人の心なのではないだろうか、と思ったのです。そう思うと地域の人の今に続く信仰心の篤さに心打たれるものがありました。
そしてその篤い信仰心は今後も永く続くものと思いました。
文・写真:城戸 恒雄3月10日

制作・著作 宗教法人「生長の家」総本山
〒851-3394 長崎県西海市西彼町喰場郷1567
TEL 0959-27-1155 FAX 0959-27-1151