日替わりコラム
根性山椒
今日は、昼前に道場から金龍湖付近を歩いてきました。数日前から気にしていた木があって、そこに真っ先に行きました。それが、上の写真の山椒の木です。私たちはこの木のことを「根性山椒」と呼んでいます。ご覧のように、玉垣の裏のコンクリートの隙間から実生えして、境内地除草の度に根本から切られても、一時すると、こうやって一所懸命に枝を張り、香りのいい若葉を広げています。

4月始めの龍宮住吉本宮練成会で竹林の手入れをしてから、しばしイノシシの侵入もなくなったようで、総本山産のタケノコが日々収穫されています。昨日まで開催された長寿ホーム練成会のメニューは、木の芽和え、天麩羅、炊き込みご飯、蕗や蕨とともに若竹煮などと、タケノコを使った贅沢で豊富な内容となりました。山の暮らしならではの自然の恵みに感謝の想いで一杯です。

ところで、「タケノコの木の芽和え」の日には、厨房に勤務しておられる地元職員の方が自宅の庭から山椒の若葉を採ってくださることになっていたそうですが、予定通り行かず、献労農事課の城戸恒男講師が大事に育ててやっと根付いた山椒から少しと、あの「根性山椒」から少しだけ葉っぱを貰って、美味しい木の芽和えとなりました。

山椒は移植されることをとても嫌い、土が変わると枯れてしまうことが多いそうです。私も山椒の香りが大好きで、一度山椒の苗木を買いましたが、植木鉢から土地に移して間もなく枯らしてしまったことがあります。

崖っぷちのコンクリートの隙間という悪条件であっても、一度根付いた土地を生涯の場所と定め、春の日を浴びながら若葉を広げ、切られても、葉をむしり採られても負けずに元気に生きている「根性山椒」を見ていると、私も何だかもっともっと頑張れそうな気がしてきました。
文・写真:林 光子4月25日

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