日替わりコラム
み仏に護られて
佐世保市北大和の滝の霊場には天照大神様をはじめ多くの神様仏様がお祀りしてありますが、一際大きく聳えているのが大日如来様です。
大日如来様は岩肌に深く彫り込まれ、その微笑みは全ての衆生を包み込み安楽往生を約束されているようでした。
あまりに大きいためその真近では全体像がよく判らずかなり離れてようやく全体を写真に納めることが出来ました。
その如来様の足元に石碑が3本立っていたので「何かな?」と思い近くに寄ってみるとそれは戦死者の慰霊碑でした。
明治時代と大正時代・昭和時代三代の戦死者をそれぞれ慰霊する石碑が大日如来様の足元に祀られており
「大日如来様どうかこの忠勇の士の御霊をお護り下さい」
と云う遺族親族の声が聞こえるようでした。
ここ滝の霊場では折りに触れ慰霊祭が行われ、多くの方が参列されて戦死者の御霊を慰めておられたのでしょうね。
戦後60年以上が経ち日本が戦火に曝されることもなく平和を謳歌しておりますが、その礎となった御霊達に感謝の誠を捧げるお祀りは今も行われているのでしょうか?
あまりにも平和に慣れ過ぎてその礎となられた御霊様を失念してはいないでしょうか?
ここ滝の霊場に立ち、慰霊碑に深く頭を垂れ、大日如来様の深き慈悲におすがりし、安楽の世にお迎え頂くようお祈りいたしました。
尚これからも折りに触れ近くの神社仏閣にお祀りしてある慰霊碑に参詣し、感謝の誠を顕したいと心に誓い滝の霊場を後にいたしました。
文・写真:城戸 恒雄5月14日

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