日替わりコラム
ブラジルからのお客様
 先日(10/13)ブラジルのリオ・デジャネイロに住む、ガーソン・ビアンナさん(Gerson Vianna )という方が総本山を訪ねて来られました。今回は私的な訪問ということでしたが、リオの栄える会の責任者ということで、その日は午前中は防火訓練、午後からは境内地を職員全体で管理する作業(ほとんどが草刈りです)がありましたが、境内地をご案内することになりました。

 ビアンナさんは、母国語であるポルトガル語の他、スペイン語、ドイツ語、英語に堪能ですが、日本語は話せないのでハワイに生長の家の講師として3年間駐在していた私が、案内役を務めることになりました。これまでの経験上、ブラジルの方の英語は私にとっては少し聞き取りにくいことが多かったのですが、ビアンナさんは仕事で英語を使っているとのことで、とてもきれいな英語を話されたので、案内はスムースにいきました。(と私は思っています)

 ビアンナさんは、長崎市内のホテルから路線バスで総本山前のバス停まで来たので、そこまで電気自動車でお出迎え。その日は防火訓練が行われたので、午前中は温故資料館拝観、奥津城参拝、七つの燈台を巡拝、そして龍宮住吉霊宮を参拝。巨大な太陽光発電装置、電気自動車のカーシェアリングの現状なども説明し、午後からは顕斎殿で聖経読誦とチップボイラーの見学等をしました。

 海外の信徒の方で総本山にお参りできて、案内してもらえる人はほんのわずかです。1つ1つの場所で感動を噛みしめるように、説明に耳を傾け、景色を写真に収めたりされていました。ビアンナさんは、若くして父親に先立たれ、「どうして善人が早く死ぬのか」と悩み、苦しんでいたときに生長の家に触れたのですが、「私を生長の家に導いてくれた父も喜んでくれている」と、奥津城参拝をしたときと、顕斎殿でお祈りをしたときに、感動の涙を流しておられました。

 ちなみに、参拝以外でビアンナさんが嬉しそうな顔をしたとき――と言えば、練成部の林光子講師に会ったときです。林講師が、「私が知っているポ語は、アブラッソです」(アブラッソは英語で言うハグ、抱擁です)と言ったので、「アブラッソをしてはどうですか?」と私が向けたところ、2人は熱い(!?)抱擁を交わし、ビアンナさんは「これをしないと、寂しいんですよ、実は」ととても喜んでいました。

 日本の人が初めて会った人と抱擁するなんて考えられないことですが、西洋の文化では当り前に行われます。ハワイから日本に戻ってきた当初は、人とハグをしないことに寂しさを感じていましたが、次第に慣れてきて、最近は何とも感じなくなりましたが、ビアンナさんとハグをして、「そうそう、これこれ」と思い出しました。

 昨年9月にシドニーに出張して以来、英語を使う機会が丸々1年間ありませんでしたので、コミュニケーションに不安はありましたが、ビアンナさんの人柄にも助けられて、お互いにスムースに意思疎通出来たのは有り難いことでした。

 写真は、ガーソンさんを案内したときに使った電気自動車(カーシェアリングの実験のため本部から1年間貸し出されている)と、藤棚の家で撮ったものです。もちろん、向かって右側がビアンナさんです。私の背丈に合わせて少ししゃがんでくれていて、とても優しいお人柄がしのばれます。

文・写真:阿部 哲也10月16日

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