日替わりコラム
カラスは笑う
梅の花が咲き薫る季節になりました。境内地の冬鳥はなかなか賑やかで、総本山の山々を溢れんばかりに飛び回り、何かをついばんではエネルギーを蓄えているようです。鳥たちは命がけの渡りを控え、食べることに一所懸命で、車が通ってもなかなか逃げません。

寮の部屋でも、朝、ベランダに出ると、ヒヨドリが声高に鳴き、シロハラも遠慮がちに鳴いて、外に来ている事を知らせてくれます。蜜柑やパンを木の枝にさすと、まずヒヨドリが独り占めにして食べ始めます。シロハラは、木の上から見張っているヒヨドリによく追っかけられています。出来るだけ近くにパンをちぎって投げてやると、ヒヨドリの目を盗んでパンのかけらをくわえ、カイヅカイブキの植え込みの中に逃げ込んで食べています。

スズメやメジロやホウジロや、最近はカラスまでやってきます。スズメは最近は慣れてきて、すぐ横で洗濯物を干していても逃げなくなりました。半分腐れかけた蜜柑と、やや堅くなったパンがあるだけで、極上に楽しめるひとときです。

さて、昨日(2/8)の献労の日、外でお弁当を食べたあと、笑いの練習をしました。するとカラスが飛んできて、すぐ近くの木の枝で私たちに併せて、「カ」と「ア」の混じったような声で、一緒に笑っていました。笑いの練習が終わるまで、何度も何度も鳴くので、カラスに笑われてるような気がして、とても楽しかったです。本当にみんな一つのいのちなんだと思いました。
文・写真:林 光子2月10日

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