日替わりコラム
娘の旅立ち
 3月20日、長女が高校を卒業し、東京のデザイン専門学校に通うため、我が家を旅立ちました。18才の旅立ちです。お父さんとしては、子供が生長し、嬉しい反面ちょっぴり寂しい春になりました。

 妻と結婚してもうすぐ20年。私たち夫婦に待望の子宝に恵まれ、夫婦二人で協力しながら出産の日を迎えました。初めての出産。私は何をして良いのか分からず、「甘露の法雨」を何度も必死になって読誦してました。「オギャー」と赤ちゃんの泣き声が聞こえて、嬉しくて、思わず涙が流れました。頑張って生んでくれた妻を励まし、初めて我が子を抱いた感動は今でも忘れません。目は二つあるか、指は五本あるか、私たち二人のもとに生まれてきてくれてありがとうと、心から感謝しました。

 名前は二人で考え、「萌瑛」(もえ)と名付けました。赤ちゃんがお腹の中にいるときに、妻の母は初孫を楽しみにしていましたが、会うこともなく霊界に突然旅立ちました。妻はその悲しみを春の萌え出ずる若葉を眺めて癒され、心安らかに出産を迎える事が出来たので、萌瑛と名付けました。総本山の萌え出ずる若葉の様に、生き生きと輝いて生長して欲しいと願いを込めました。

 初めての子供、どうやって育てたら良いのか分からず、夫婦二人で協力し、娘の生長を楽しみました。私は練成会の運営で忙しい仕事をしながらも、オムツを替えたり、お風呂に入れたり、今思えばとても貴重な、有り難い時間でした。「お父さん遊んで、遊んでよ」と、せがまれた日を懐かしく思い出します。

 振り返っていましたら尽きないので、この辺にしておきます。親ばか丸出しですね。四無量心は最後の「捨徳」で完成と言われますが、私は捨徳の修行中です。田舎者の娘が、都会での生活が大丈夫なのか、正直心配し始めるときりがありません。神様に委ねて、神様が育てて下さると、自分に言い聞かせてます。私も18才で、長野県から長崎県の総本山に旅立ちました。子を持って知る親の恩ですね。

 娘が旅立つ前に、妻と娘と3人で顕斎殿まで散歩しました。散歩の途中、娘の旅立ちを祝福してくれるかのように、木蓮が満開できれいでした。思わず写真を撮りました。私たち夫婦二人のもとに生まれてきてくれて、一杯楽しませてくれてありがとう。幸せを心から祈ります。

 我が娘 旅立ちの春 輝いて 
 
文・写真:日向 光春3月21日

制作・著作 宗教法人「生長の家」総本山
〒851-3394 長崎県西海市西彼町喰場郷1567
TEL 0959-27-1155 FAX 0959-27-1151