日替わりコラム
「奥津城」清掃
 先日、清掃の担当で「奥津城(おくつき)」へ登りました。奥津城とは、谷口雅春大聖師、谷口輝子聖姉、谷口清超大聖師のお墓のことです。清掃は毎日、職員が交代でおこなっています。私の所属する部署は一人で担当しますので、お花の水替えをしたり墓石の汚れを除いたり、玉砂利かきをしたり落ち葉を掃いたり、一時間ほどかけてお清掃します。私はいつもその間、谷口雅春先生、輝子先生、清超先生とお話しをしながら掃除しています。正確に言うと、一方的に話を聞いてもらっている、つまり一人ごとを言っているということです。先生この前こんなことがありました。先生これはどう考えたらいいですか。先生あのですね、、、先生。なんだか先生たちがとても身近に感じて、色々なことを話します。

 数年前、私が講師になったばかりの頃のことです。初めて練成会の「浄心行」の講話と実修を担当することになり、自分に出来るのかとても不安で、その時も奥津城に登り「どうかしっかり勉強できますように、一時間ちゃんと講話ができますように。」と墓前で祈りました。先生、先生と一所懸命に祈っていると、『大丈夫ですよ。あなたが今まで勉強してきたことを、そのままお伝えしたらいいんですよ。』という声が聞こえたような気がしました。先生たちが応援してくださっているような感じがして、私は、今できるこをと精一杯やろうと思い、無事、担当することができました。

 総本山に住まわせていただいているお陰で、奥津城には行きたい時にいつでも行けます。また、お掃除させていただけるのは、本当に有り難いことだと思います。先生ありがとうございます。ほんの小さな小さな恩返しの気持ちで、真心込めてお掃除させていただいています。ここからは、龍宮住吉本宮も顕斎殿も金龍湖も不老郷も、龍宮住吉霊宮も七つの燈台も見渡せる、ほぼ360度の素晴らしい景観です。遥か大村湾の海はいつも穏やかで山々は四季折々に美しく、小鳥は歌いトンビがのんびりと空を舞っています。周りを見ると、春に花を咲かせていた桜が、立派なサクランボの実をたくさんつけていました。つまんでみると、ほんのり甘いけれど渋みの強い味でした。「これは小鳥さんたちの食糧ですね。」そんなことをつぶやきながら、お掃除を終えると、私の心も浄まったように感じました。
文・写真:前田 智子5月25日

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