日替わりコラム
恵みの雨
 ここ総本山は本当によく雨が降ります。今年の梅雨はまだあまり降っていないのですが、大雨の日はバケツをひっくり返したように降ってくる日もありますから、雨の日は相当の覚悟が必要です。梅雨の時期の湿気はものすごく、顕斎殿の地下にある大型の除湿器は、すぐに水で満タンになってしまいます。

 雨の日は天気が悪い――などとつい言ってしまいがちですが、雨に罪はありませんよね。雨は生活に必要だけでなく、こんなにも魅力がある、ということを教えてくれるのが、に目覚めさせてくれるのが、『日々の祈り』(谷口雅宣先生著、宗教法人「生長の家」刊)に収められている「雨の恵みを観ずる祈り」(『同書』90〜93頁)です。雨の魅力が瑞々しい文章で書かれています。

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雨は、静かに地上に落ちるとき、やさしく、リズミカルな音を立てる。間断なく降り注ぐとき、川の流れのように響き、激しく降れば滝のような轟音(ごうおん)となる。この響きに耳を傾けよう。この音に心を振り向けよう。間断のない規則的な音、転がる響き、快い流れ、低い太鼓の継続音……。同じ水、同じ雨が、これほど変化することに気がつくとき、我は神の無限の生かす力の多様さを知るのである。神が多様な相(すがた)を通して我を愛し、かつ導き、命を与え給うことを知るのである。
(『同書』92〜93頁)
〜〜〜〜〜(引用ここまで)〜〜〜〜〜

 ところで気候はそこに住む人の心を反映しているな、と思うことがあります。アメリカの大陸的なカラッとした気候のところには、カラッとした心の人が住み、湿り気の多い気候のところには、人と人とのつながりを大切にする(時にはウェットとも感じることもありますが……)人が住む。。。そんなことを考えながら、リズミカルな音を立てる雨に耳を傾けています。
文:阿部 哲也6月26日

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