日替わりコラム
コーヒー飲むと思い出す。
25歳の頃、沖縄で飲んだブラックコーヒーの美味しさに感動し、それ以来コーヒーはブラックと決め、ミルクや砂糖は入れないことにしていました。
ところが今から20数年程前、北海道旅行をし札幌の・とある喫茶店に友人のM君とYさん夫婦と4人で入ったときの事です。
まずはとりあえずコーヒーを注文し、北海道の景色の美しさなどを語り合い、運ばれてきたコーヒーをゆっくりと口に含んだ瞬間
「ん!何だこれは!」
とてもコーヒーとは思えない味に驚いて、カップをテーブルに置いてM君・Yさん夫婦を見ると、M君もYさん夫婦もカップをテーブルに置いたまま
「すごいな・・・!」
「ん・・・」
皆それ以外無口になってしまいました。
私はこの時何年もコーヒーに入れなかった砂糖とミルクを入れました。
そして飲んでみましたが、やっぱり2口と飲むことが出来ませんでした。
「出ましょうか?」
「そうしましょう」
コーヒー代がいくらだったのか忘れてしまいましたが、あのコーヒーの味だけは未だに忘れる事が出来ません。
まるで海水でコーヒーを煎れたような、と云う表現が適当なような味でした。
M君もYさん夫婦も
「すごい味だったね」
との感想を述べていました。
美味しくてあの味をもう一度と求めるコーヒーと、もう二度と飲みたくないと思うコーヒー。
どちらも同じコーヒーなのに煎れ方だけでこんなに味が違うものかと知らされた喫茶店での出来事でした。
文・写真:城戸 恒雄10月14日

制作・著作 宗教法人「生長の家」総本山
〒851-3394 長崎県西海市西彼町喰場郷1567
TEL 0959-27-1155 FAX 0959-27-1151