日替わりコラム
鏡餅(2)
 1月5日のコラムに「鏡餅」について、夫婦円満・家庭調和を願って、「心の鏡」として新年に飾るということを書きました。さらに、生長の家創始者谷口雅春先生は、「鏡餅」には「ムスビ」の働きがあるとお説き下さっています。「ムスビ」とは、宇宙の本源なるところの本来一つの神様が、二つに分かれ、陽と陰に分かれたのが再び一つに結ばれ「新価値」を生み出す働きをする、「高御産巣日神(タカミムスビノカミ)」と「神産巣日神(カミムスビノカミ)」のことです。

 餅を搗くには、先ず餅米を一晩水につけます。その後、蒸籠(せいろう)に入れて、いくつか重ねて蒸します。総本山では、野外で薪を燃やして火を入れますが、この「蒸す」という陽(火)と陰(水)の「ムスビ」の働きによって、「おいしい」という「新価値」が生まれるのです。それを「搗く」という鍛錬の働きによってバラバラだった米が一つとなり餅となります。夫婦も同じように、陽(夫)と陰(妻)の「ムスビ」の働きによって「新価値」を創造していくのですから、鏡餅のように円満に丸い心で一つとなることが大切だと教えて下さっています。

 さらに「ムスビ」には、「縁結び」や「おむすび」、「実を結ぶ」などの言葉もあり、総裁谷口雅宣先生は、自然界にも「ムスビ」の働きが満ちているとお説き下さっています。ブログ『唐松模様』2013年11月22日には、次のように書かれていました。

:『大自然讃歌』や『観世音菩薩讃歌』を読誦する時には、2柱のムスビの神の名前を特に意識して、自然界のムスビの働きを思い起こし、自分も神の創造された大自然の一部として、この世界のあらゆる存在を相互にムスビ合う大調和実現のために、喜びをもって生きていくことを決意する−−そんな行事をしながら、“自然と共に伸びる”運動を展開していきたいのであります。:

 今年は、「ムスビ」について考えさせられたお正月でした。
文・写真:前田 智子1月15日

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