日替わりコラム
立教85年春季記念式典
 国際本部が東京・原宿から山梨県北杜市に移転したことに伴い、行事のあり方や場所が見直され、本コラムでも何人かの方が触れていますが、今年から「生長の家立教記念日・生長の家総裁法燈継承記念式典」が総本山で行われることになりました。そして、式典の様子はPCでインターネットをつなげる環境の方なら国内・海外を問わず、視聴できるライブ配信が行われました。素晴らしいことですね。

 これまでと違ったことをするのは新鮮な気持になるものですが、「秋季大祭」と大きく違うのは、神社でお祭りをするのではなく、式典を行うことです。そのため、顕斎殿の実相額の手前に薄い帳(とばり)が下ろされ、帳より奥は神社、帳の手前側は式典会場という“棲み分け”が行われました。また舞台上の上座も正面向かって左に設置し(日本では向かって右ですね)、実行委員の服装も海外の祝賀の式典に相応しいものということで、ピンストライプかダークグレーのネクタイを着用するなど、国際的な式典を意識したものになりました。

 これらの取り組みは総裁先生が提唱されている“宗教目玉焼き論”に基づいたものと言えると思います。立教と総裁の法燈継承を祝い、光明化運動に活躍した人を讃えるという気持は同じでも、それを表現しようとするときの形式は、国や民族、文化によって様々、ということです。

 現在では総本山の龍宮住吉本宮は、日本の伝統形式を通して「人類光明化」「世界平和」を祈るお社として位置づけられていて、日頃の祭祀においてもお祀りする内容は普遍的なことですが、形式は神官さんが袴を着用して祝詞をあげるという日本の伝統的なスタイルで行っています。しかしその形式そのものが生長の家の形式であると考えるとそれは教えの正しい理解から外れてしまうので、慎重に式典の形式も審議されて決定したようです。

 こういう配慮が必要なことは、海外での布教経験がある私にとってはよく分かる気がします。やっぱり神道形式が生長の家の正しい形と思っている人は少なからずおられるからです。教えの中心部分をしっかり伝えるためにやはり形式も大切ということを、この式典を通して再認識しました。

 写真は式典前日のリハーサルの様子、そして前日に提供された“お祝い膳”です。

文・写真:阿部 哲也3月6日

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