日替わりコラム
雅楽器の紹介〜篳篥
前回に引き続き、今回は雅楽器の篳篥(ひちりき)を紹介します。雅楽の演奏の中で主旋律を奏でる篳篥は「地上の人の声」を表していると云われています。篳篥は植物の葦(あし)で出来た葦舌(した)というリードを管につけ、そのリードを吹くことによって音が出ます。管の表面には穴が7つあり、それだけかと思ったら裏にも2つの穴が空いています。この9つの穴を押さえることによって様々な音を奏でるそうです。

私は篳篥を吹いたことがありませんが、篳篥を長年吹いている神官さんに話を聞いてみたところ、篳篥は葦舌が大変重要だといいます。材料である葦を自分で削って、それを葦舌の形にしていきます。この葦舌の出来映えによって演奏に大きな差が出てくるそうです。
また、篳篥は龍笛と違い音を出すのは簡単だけれども、音程をとるのが大変難しいとのことです。指で同じ穴を押さえて吹いても、葦舌や吹き方によってまったく違う音になったりするそうです。
しかし、そこが篳篥の面白いところで、自分の思い通りの音が出た時には感動するとのことでした。

龍笛とは違った面白さがあるようです。
文・写真:竹嶋 裕之7月13日

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