日替わりコラム
アオゲラ
 森に囲まれた総本山。小鳥たちが、元気にさえずっています。その姿を一目見たいと思うのですが、小さな鳥はすばしこくて肉眼ではなかなか確認できません。以前「ケケケッケッ」という面白い鳥の声が聞こえたので見上げてみると、カラスくらいの大きさの緑色の鳥が、木にしがみついていました。しがみついていたというのは、木の枝ではなく太い幹の方に止まっていたのです。

 あの鳥は何だ!?と思い、あとで人に聞いてみたら、キツツキだよと教えてくれました。キツツキ?あの大きな鳥が? キツツキというと、テレビや写真でしか見たことがなく、北海道にいる「アカゲラ」のように小さい鳥というイメージでしたから、その大きさに驚きました。しかも、総本山にキツツキがいるとは、思ってもいませんでした。その鳥は「アオゲラ」といい、世界でも日本にだけ生息するキツツキだそうです。

 大きなキツツキが住むには、大きな森と大きな木が必要です。総本山には植樹された森もありますが、自然のままの森もあります。この自然の森に、大きな木がまだ残っているのかと思うと少し安心しました。手つかずの自然には、多様な植物や生物が育まれ、微妙なバランスで生態系が成り立っています。これからもアオゲラや他の鳥たちが元気にさえずり、生き生きと飛び回ることが出来るように、この豊かな森を守っていくことが大切だと思いました。
文・絵:前田 智子7月15日

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