日替わりコラム
リユニオン
 英語圏の人たちと話しているとよく聞く言葉に、「リユニオン」(reunion)という言葉があります。再会。離ればなれで暮らしていた人がまた会うことです。

 西洋の人たちは喜びも悲しみも日本人から見たらオーバーに表現します。毎日会っている人にでもハグ(抱擁)をしますから、ましてや「リユニオン」でハグするのは当り前。それを躊躇したら、彼らからしたら、日本人は喜びを表現しない=冷たい――ということになってしまうようです。。。

 今から数年前、私たち家族がハワイに住んでいたとき、現地のプリスクール(幼稚園)に通っていた娘ととても仲の良い友達がいました。妻がスクールに迎えに行ったときにその友達の母親とも話すようになり(当時は、英語で会話できる相手は数少なく、その友人の母親は辛抱強く妻が話す英語に耳を傾けてくれたのです)、家族ぐるみのつきあいが始まりました。私たちにとって生長の家の信徒以外のアメリカ人と付き合うのは初めてでした。

 その家族のご主人のビンス(Vince)さんはアメリカの海兵隊に務める軍人さん。両親はメキシコ人で職業を求めてアメリカへ移住し、ビンスさんはアメリカで生まれました。小さい頃から軍人を志望していたビンスさんはハワイ駐在時、イラクへ2回赴いたそうで、駐在時間を合わせると14ヵ月にも。アメリカの兵隊さん達は正真正銘の戦闘地域に派遣されますから、仲間の死に遭遇することも珍しくなく、毎日が緊張の連続だったそうです。

 一方奥さんのデビナ(Devina)さんは父方がアメリカンインディアンの家系で母方はメキシコ系。畳が好きで、家の中でも靴を脱ぎ、日本的なさび、わびの感覚が好きなのだそうです。

 2009年6月にカリフォルニアに転勤になるまで、お互いの家に招き、招かれ、お互いの国の料理で歓迎したりしましたが、お別れの時にビンスさんが「次に転勤するときには日本を希望するからその時には必ず会いましょう」と言っていたのですが、まさか、それが実現する日が来るとは思いもよりませんでした。(9/16に続く)

 写真は、娘と友達のイザベラ、その弟のガブリエル。子供はあと2人いますが、全員がエンジェル(天使)から採った名前です。もう1枚はみんなで行った沖縄美らの海(ちゅらのうみ)水族館の魚たちです。
文・写真:阿部 哲也9月6日

制作・著作 宗教法人「生長の家」総本山
〒851-3394 長崎県西海市西彼町喰場郷1567
TEL 0959-27-1155 FAX 0959-27-1151