日替わりコラム
二つの故郷
 私の故郷は、夏になるとその日の最高気温の場所として、全国放送のニュースによく出る大分県の日田市です。
 総本山には平成元年に奉職して、25年になり、人生の半ば近くを長崎の地で過ごすこととなりました。
最近は、長崎に対する想いも深くなったのか、第二の故郷みたいになりました。
その一つとして感ずるのは、夏の高校野球で、故郷の代表校も長崎の代表校も、変わらない思いで応援するようになりました。また、テレビでどちらの地が紹介されても、嬉しく、「わが故郷は素晴らしいでしょう」と自慢したくなる気持ちも起こります。
 考えてみれば、子供のころは、道路網が発達していないこともあり、長崎の地は最果ての地と考えていたことが懐かしく思い出されます。今では高速道路を利用して片道2時間ほどで到着できるほど、行き来も楽になりました。
 大分はかつてキリシタン大名の大友宗麟がおり、長崎には迫害を受けながら信仰を続けた隠れキリスタンの歴史があります。長崎市外海町には遠藤周作文学館があります。静かな場所です。外海町は隠れキリスタンの故郷の一つで、氏の小説「沈黙」の舞台であり、隠れキリスタンの苦悩が描写されています。
両県とも、多くの観光地があることも共通しています。
長崎に来て、二つめの故郷と言えるものを持てたことは、私の人生を豊かにしてくれました。長崎の地にいつまでいるか分かりませんが、与えられた使命を懸命に果たしながら、日々生活していきたいと思っています。
添付した写真は大村湾、第二西海橋です。
文:財津 光明9月14日

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