日替わりコラム
「秋の七草」
 萩のかわいい花が、咲き始めました。萩の花を見ると、もうすっかり秋になったのだなと感じます。萩は繁殖しやすい植物なのか、境内地のあちらこちらに見かけます。以前、献労に出ていた頃は、花山にたくさん茂っていて、かわいい花を咲かせているのを見ると、刈っていいものか迷っていたことを思い出します。

 萩は、「秋の七草」のひとつです。「秋の七草」というものがあるのを総本山に来てから知りました。「春の七草」は、「七草がゆ」として頂くので名前も覚えていますが、秋の七草は、短歌や俳句を詠む観賞用で、食べることはできないので馴染みがないのでしょう。おみなえし・おばな(ススキ)・ききょう・なでしこ・ふじばかま・くず・はぎ、の7種類です。

 調べてみると、春、秋のほかに「昔の七草」(稲・粟・きび・ひえ・ごま・小豆・むつおれぐさ)、「夏の七草」(あかざ・いのこづち・ひゆ・すべりひゆ・しろつめくさ・ひめじょおん・つゆくさ)があることも知りました。日本には素晴らしい四季があり、その折々に草花は生い茂り、豊かな実りがあります。それぞれの七草には、自然の恩恵に対する慈しみや感謝の気持ち、無病息災や健康などの人々の祈りが込められていると感じました。
文・絵:前田 智子10月5日

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