日替わりコラム
日面仏・月面仏
 6月になりました。金龍湖の菖蒲も美しく咲きました。訪れる皆様の心をホッと和ませてくれます。よく来たねと祝福してくれてるようです。総本山は素晴らしい。一木一草が真理を語り、励まし、慰めてくれます。

 六月晦大祓の月です。早いもので半年が経ちます。お正月が過ぎたと思ったら、もう半年。もうもう言っていても牛さんではないですから、生かされている生命を大切にして、天地一切に感謝の生活を心がけたいものです。

 碧巌録に「日面仏・月面仏」と言う禅語があります。太陽の顔をした仏を日面仏(にちめんぶつ)・月の顔をそいた仏を月面仏(がつめんぶつ)と言います。この二つの仏の寿命はまったく違います。日面仏はなんと1,800才の長寿ですが、月面仏は一昼夜です。けれども寿命が何年だろうが一生は一生であり、掛け替えのない一生です。
 
 ある時、馬祖禅師にお見舞いに来たお坊さんが「容態はいかがですか」と聞かれ、馬祖禅師は「日面仏・月面仏」と答えられました。生きる長さが問題ではない。死ぬ時がくれば死ぬだけ、生きている間は生きている。大切な一生です。一生は長短が問題ではなく、生かされている尊い一瞬が問題なのだと禅語は教えてくれています。日々の一瞬を大切に、心を浄め、日々精進をして行きたいと思います。

 生かされて この世に生まれ ただ素直

 
 
 
文・写真:日向 光春6月1日

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