日替わりコラム
生命は伸びる
 11月になりました。秋季大祭の月です。山々は少しずつ秋の彩りを見せて始めてます。秋季大祭に向けて、心を神様に振り向け、日々精進してまいりたいと思います。我が家の家庭菜園も夏野菜が終わり、「サンチュ」がスクスクと育っております。植物を見ていると、生命は伸びるなと感じます。

 最近、「幸せ」とは何なのかを考えさせられました。厚生労働省の研究班が去年行った、ダウン症のある人たちを対象にした、初の大規模アンケートの結果を知ったからです。私はダウン症の方々は辛い思いをされていると思っていました。ダウン症とは、生まれつき染色体に異常があることで起き、人間の細胞には、遺伝にかかわる染色体が46本あり、ダウン症の場合はそれが1本多く、約800〜1000人に1人の割合で生まれているとされ、多くの場合、知的な発達に遅れがあって、ゆっくりと成長されます。
 そのアンケートからは、ダウン症のある方々の実情がみえてきました。(回答したのは、12歳以上の852人)(1)「毎日幸せに思うことが多い?」はい…71.4% ほとんどそう…20.4% 「はい」と「ほとんどそう思う」と答えた人を合わせると、90%以上にのぼる
(2)「仕事をしていて、満足な気持ちがありますか?」
はい…66.0% ほとんどそう…21.7% こちらも、「はい」と「ほとんどそう思う」と答えた人はあわせて90%近くにのぼった。19歳以上の人の7割以上が、一般企業や作業所などで働いていおり、これほど多くの人が働きながら、満足を感じているというのはすばらしい事です。ダウン症の方々と、共に働く方々が感じているのは、みんな元気で明るく、1人いるだけで周囲の空気を良い方向へ変える力を感じると言います。
 人と比べることもなく、与えられたお仕事に対して、誠実に喜んで、幸せを感じながら働くことは、とても素晴らしい事だと思います。人間は「肉体」ではなく、肉体にたとえ障害があったとしても、生命は何処までも伸び、無限に生長して行くんだなと、深く考えさせられました。私も与えられた場所で、今に幸せを感じながら、真心で秋季大祭を迎えたいと思います。

 幸せは 今此処にあり 有り難き



文・写真:日向 光春11月1日

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