日替わりコラム
梅が実る
 6月になりました。大祓の月です。半年の罪穢れを浄め、神の子として新生し出発です。
 
 先日、職員全体で、梅の収穫をしました。今年は全国的に梅が不作のようですが、総本山では258sの収穫がありました。ムスビの働き、大自然の恵みに感謝です。毎年、当たり前に梅が実ってくれますが、神様の生かそうとする、ムスビの働きが今年も実りました。自然界はそのままで、そのままが実に素晴らしいです。

 また、目等総務の御愛念で、「永平寺」のDVDを、輪読会の時に見ました。とても厳しい雲水の修行姿に、感動しました。まず、門に入る前に、覚悟を確かめるため、雪の降るなか2時間、立ちっぱなしです。門に入るにはそれだけ覚悟がいるのです。

 私がすごいと思ったのは、「修行するのは何かを求めてするのではない。生活がそのまま修行である」と雲水が言われてことです。厳しい修行は、何か目標があって、それを目指してするのではなく、生活そのままが修行である。

 顔を洗うのも、お掃除をするのも、座禅をするのも、何かを求めてするのではない。ただ神の子が神の子を行じる。実相が実相する。成仏とは、我が内なる仏の命そのままの響きであり、修行のすがたはそのままの、自然のすがたである。私も総本山での生活に、神の子が現れるように、ていねいに行じようと思いました。

 修行の最後は、9時間の座禅が一週間続くそうです。「永平寺」の開祖・道元禅師は「只管打座」(しかんたざ)、つまりただ座ることで「身心脱落」を悟り、開眼しました。道元は「人は生まれながら本来悟っているのに、なぜ修行しなければ悟りを得られないのか」と、強い疑問を持っていましたが、ただ座ることで、「身心脱落」肉体も心も本来なしを悟られました。悟りとは修行することなのです。私もただ座ろうと思いました。

 ただ座る 春夏秋冬 そのままに


 
文・写真:日向 光春6月1日

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