日替わりコラム
自然と共に生きる
 師走です。師が走るほどに、忙しい年末がやってまいりました。忙しい、忙しいと、日々の生活に追われていると、つい大切なものを見失ってしまいます。肉体を道具として使わせていただいている私達は、忙しいと神の子の自分を忘れ、肉体が主人公になってしまい、自分都合で物事を考え、自分さえ良ければそれで良しとなってしまいます。

 忙しい時ほど、神の子の主人公である自分を忘れずに、生命のつながり、ムスビの働きを大切にして生活したいものです。生命のつながり、ムスビの働きを意識しながら生活をしていると、自然界の流れ、季節の移り変わり、生命の息吹がとても感じられます。境内では、イチョウの木がとてもキレイに彩って、心を和ませてくれています。自然はゆっくりと変化し、その流れに人間も呼応して生活することが肝要です。

 話は変わりますが、秋季大祭で、私は総裁先生ご夫妻の車送迎をさせていただきました。緊張の連続でしたが、そのお車を運転しているときにハッとさせられました。 総本山周辺の国道沿いには「南京ハゼ」が植樹してあり、紅く彩ってとてもキレイなのですが、落ち葉掃除が大変だからと言うことで、紅葉している枝ごと業者さんが伐採をしてしまうのです。

 総裁先生はこの光景をご覧になられ、「何のために木々を植樹しているのか分からない。人間の都合を優先させている」と、とても嘆かれていらっしゃいました。確かに落ち葉になる前に伐採してしまえば効率は良いですが、人間の都合ばかりを優先させ、自然の流れを完全に無視しています。木々が悲しんでいるように思えてなりませんでした。自然の一部である私達は、自然と共に、助け合い、与え合って、大調和の世界を実現して行かなければと思いました。

 神さまと 自然と人間 皆ひとつ

 



 
文・写真:日向 光春12月1日

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